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患者様紹介 「腰椎分離すべり症」
投稿日:2016/03/12
腰痛と右足のシビレで来院された 天理市 Oさん(34歳)を紹介します。
症状は 腰部の痛みと右臀部から大腿後面(太モモの裏)のシビレと下腿外側
(スネの外側)のシビレです。
小学生のころから少年野球をされており中学生の時に腰痛を発症され整形外科で
「腰椎分離症」と診断されたそうです。そのころから腰痛と付き合いながら高校野球
まで競技として野球を続けていたそうです。
それが3ヶ月ほど前から仕事が忙しくなり いつもの腰痛から臀部のシビレ最近では
下腿のシビレにまで至っているということです。
検査では 腰部伸展15°で腰部に痛み 20°で臀部から大腿後面にかけてのシビレを併発
歩行1㎞前後で下腿部にシビレが出る。レントゲン・MRIもご持参で来院いただき
画像診断も合わせて行った結果 第4腰椎の分離すべり症と第4・第5腰椎間の椎間板変性が
確認できます。
以上の問診・検査から中学時代の分離症が筋力低下により椎骨が前方へとすべり脊髄神経
を圧迫し腰部の痛みに伴い右下肢へのシビレを併発していると判断できます。
治療はすべり症をメインとしたプランで 腰部筋肉に対する電気治療と手技療法 第4腰椎
を後方へ戻すための脊椎矯正にウイリアム療法を行います。
結果 腰部伸展25°まで回復し腰部に痛みは出るもののシビレは出なかった。
今回よい反応は出ているが、進行すると手術が必要な症状なので慎重に経過を観察したいと
思います。
腰椎分離すべり症 画像
レントゲンでは第4腰椎が前方に MRIでは第4腰椎のすべりにより
移動しているのが確認できます。 第4腰椎と第5腰椎間の椎間板が変性
を起こしているのが確認できます。
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