投稿日：2018/09/13

交通事故により腰痛とムチウチになられた患者様を紹介します。

 

3日前に信号停車中に後方から追突され自身のお車が前方の車に追突するという

玉突き事故の真ん中の車両だったそうです。

 

症状は頚部の痛みとそれに伴う右手のシビレと腰痛を強く訴えられています。

整形外科の診断ではレントゲンでは異常は診られず、腰部捻挫とムチウチという

診断結果で湿布薬を数日分いただいたそうです。

 

レントゲンでは異常が診られないとのことなので、骨の損傷は考えにくいので筋肉や

軟部組織をメインに検査を行います。

頚部屈曲15°で頚部から背部にかけて痛みが走り、右回旋で右前腕から小指側にかけて

シビレを訴えられます。

腰部は屈曲30°・伸展45°で痛みを訴えられ回旋や側屈では目立った痛みは出ませんでした。

 

他数種類の整形外科テストを行った結果　頚部は棘上靭帯の捻挫（ムチウチ）と事故の衝撃

による斜角筋の緊張で胸郭出口症候群を起こし右前腕部にシビレを出しているようです。

 

腰部は屈曲・伸展時の腰部のみの痛みなので神経障害などはなく単純な腰部捻挫と思われます。

 

事故の状態を聞いていると自身のお車の損傷状態・前方車両への玉突きなどを考えると、

かなりの衝撃だったと想像できますので、治療を進めながらも更なる症状が発生しないか

注意したいと思います。

 

本日メインとする治療プランは　頚部から背部にかけての電気治療　アクチベーターによる

脊柱・骨盤の矯正　手技による頚部斜角筋・腰部起立筋の調整　頚部から背部・下肢に至る

までの筋膜リリースを行い　最後に頚部に少し炎症が残っていますのでアイシングをして

本日の治療を終了しました。

 

結果　可動や痛みに大きな変化は診られませんでしたが痛みは少し軽減した様子です。

 

事故直後と言ってもよい状況ですので症状に変化がないか注意しながら施術を続けたいと

思います。

 

アクチベーター

事故後や産後のデリケートな骨盤や脊柱にも負担なく矯正を行うことができます。

 

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